社長のコラム 今月のヒント

令和03年09月号

今月の一言

熱戦を繰り広げた夏の高校野球が終わりました。今年は過去に例を見ない大雨の影響でコールドゲームとなり涙を飲んだ試合には、特に感動しました。不条理な敗北にも拘わらず、選手たちの「我慢して、自分を納得させるような努力」をしている姿がインタビューでも十分に伝わってきて、胸が熱くなりました。
 今から数年前になりますが、神奈川代表の桐光学園の松井祐樹投手の熱投ぶりは素晴らしいものでした。同じ神奈川県民として誇りにさえ思いました。4試合連続2桁奪三振となる毎回の15三振を奪ったが、準々決勝で0―3で惜しくも敗戦。4強進出こそならなかったが、4試合で68奪三振は見事としか言いようがありません。

松井投手のコメントで感銘を受けた一言をご紹介しましょう。甲子園の土は持ち帰りましたか? という記者の質問に、“まだ自分の中で甲子園は終わっていない。来年も必ず戻ってくる。だから、土は持ち帰りません” というとても前向きなものでした。経営でもスポーツでも、前向きに考える人が伸びていくことと考えます。